就職活動では、学歴が大きな話題になります。
「東大だから有利。」 「早慶なら就職に強い。」 「学歴が人生を決める。」
そんな話を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
私自身、約20年間、大手JTC(日本の伝統的な大企業)で働いてきました。
私の会社も難関大学出身者が多く、採用時には学歴が一つの重要な判断材料になっていたと思います。
では、会社に入った後も、学歴がそのまま仕事の成果や出世につながるのでしょうか。
私の結論は、
「ある程度まではYes。でも、その先はNo。」
です。
学歴は、確かに重要です
まず誤解してほしくないのは、私は学歴を否定しているわけではありません。
新卒採用では、企業は学生の職務経験を見ることができません。
だからこそ、
- 勉強を継続できる力
- 基礎学力
- 努力してきた実績
を判断する一つの材料として、学歴が使われています。
実際、難関企業には難関大学出身者が数多く集まっています。
私の会社も例外ではありませんでした。
会社に入ると、学歴の差は見えなくなる
しかし、入社して数年もすると、不思議なことに学歴を意識する場面はほとんどなくなります。
東大卒だから圧倒的に仕事ができる。
早慶卒だから必ず成果を出せる。
そんな単純な世界ではありません。
もちろん優秀な人はたくさんいます。
一方で、地方大学や中堅大学出身でも、周囲から厚い信頼を集め、大きな成果を上げる人も数多く見てきました。
一定以上のレベルになると、学歴による差は仕事の現場ではそれほど大きく感じませんでした。
最後に差を生むのは「学歴以外の力」
私が20年間働いてきて感じる、本当に差がつくポイントは次のような力です。
- 圧倒的な体力
- コミュニケーション能力
- 周囲から信頼される人間性
- 最後までやり抜く力
- 会社や仕事へのコミットメント
これらは履歴書には書けません。
しかし、長く働けば働くほど、このような力を持つ人が重要な仕事を任され、周囲から信頼され、結果として出世していく姿を何度も見てきました。
学歴は「入場券」にすぎない
私自身の経験から言えば、
学歴は社会人としてスタートラインに立つための「入場券」です。
難関大学に進学することで、多くの企業への扉が開くことは間違いありません。
しかし、その後のキャリアは別の話です。
入社後に評価されるのは、
「どこの大学を卒業したか」ではなく、
「どんな価値を生み出せる人か」
だからです。
学生の皆さんへ伝えたいこと
もしこの記事を読んでいる学生の方がいるなら、勉強を頑張ることは決して無駄ではありません。
学歴は、将来の選択肢を広げてくれる大切な武器です。
ただ、それだけで安心しないでほしいとも思います。
社会に出ると、
- 人と信頼関係を築く力
- 困難を乗り越える力
- やり切る力
こうした力が、学歴以上に大きな差を生みます。
だからこそ、学生時代には勉強だけでなく、人との関わりやさまざまな経験も大切にしてほしいと思います。
最後に
これは、あくまで私が約20年間、大手JTCで働く中で感じたことです。
会社や業界によって違いはあるでしょうし、もちろん例外もあります。
それでも私が見てきた限りでは、
学歴はスタートラインを決める。
その後の人生を決めるのは、人としての総合力。
これが私の結論です。
そして、私自身も45歳で会社を卒業し、新しい挑戦をしようと考えています。
その挑戦に必要なのも、学歴ではなく、「人としての総合力」だと信じています。

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